Ginpaの甲状腺がん闘病ブログ

三十路過ぎ(女)の育児中甲状腺がん闘病記録です

出産、産後とがん治療② 母乳育児継続のために〜出産前から退院まで

今回は以下記事の続きです。

母乳の話ばかりです。

出産、産後とがん治療① 母乳育児は継続したい! - Ginpaの甲状腺がん闘病ブログ

 

 

検討プロセス 

まず、母乳継続のためどういう進め方でいくか、今回私が行った検討プロセスです。

 

① 母乳育児をする上での母子分離についてネットでざっと調べました

私はこちらのサイトさんを主に参考にさせてもらいました

最強母乳外来・フェニックス

※母乳育児を推進されている助産師さんのブログです。ブログ内記事中に転載してよい旨の記載があったため載せたのですが、もし問題があればご指摘頂ければ幸いです

 

② かかりつけのクリニックの助産師さんにバースプランの相談の際に改めてフォローのお願いをしました

ここで方針を決めて終わり、にならなかったのは、出産前では出産後の母乳分泌の経過が不明であるためです

 

③ 出産直後、生まれたばかりの娘とクリニックの助産師さんと共に母乳分泌、直母の出来を確認し、ざっとした進め方を決めました

 

④ 出産後、県の助産師会の無料相談電話でアドバイスをもらい、追加の知識をゲットしました

 

⑤ 1ヶ月検診時に母乳分泌と娘の体重増加を診てもらった上で、進め方を最終確認しました

 

⑥ 手術入院する病棟の看護師さんに入院中のフォローしてほしい内容を事前に伝え、OKをもらいました

 

入院までの準備

さて、実際の準備ですが、


① 必要物資の購入
哺乳瓶、ミルトン、搾乳機
(哺乳瓶は産院でいくつかお借りして試しに成功したものと同じ型番を購入しました)
(搾乳機も産院で相談して試しに使ってから購入を決めました。自動搾乳機は高価なのでレンタルもあるらしいです。)


② 入院中、哺乳瓶を使える様にするため、大体一日一回娘に搾乳を哺乳瓶で飲んでもらう


③ 一日一回追加で搾乳しておき、搾乳貯金を術前検査までに最低二日分貯めておく

 

入院時の対応方法

以上の準備でもって、入院中は以下の対応をとりました。

・直母と同じ頻度で搾乳して分泌を維持する

・分泌を少しでも良くするオキシトシンを出すために、娘の動画や写真を見ながら搾乳する

・搾乳は病棟の看護師さんにお願いして即冷凍してもらう

・冷凍搾乳は保冷バッグを持った主人や両親にキャリーしてもらって、娘はそれを哺乳瓶で飲む

 

私の実録 

先の記事の通り、私は母乳の分泌が多い方だったみたいです。(産前に行っていた乳頭マッサージやマタニティビクスが良かったのかもしれません。)

また、入院時期がまだ娘に吸啜反射の残る生後1ヶ月ちょいのころでした。

今回書いた記事の内容はそんな私に合わせた準備であり、もしかすると合わない方もいらっしゃるかもしれません。

 

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ちなみに産後1ヶ月の検診までの完全母乳による直母の実績と娘の育ち具合はこんな感じでした。

・授乳回数 8回/日 ※母乳にしては少ない方だと思います

・出生時体重 2.8kg

・最低体重 2.6kg

・生後30日体重 4.05kg

(最低体重からの体重増加 50g/日)

女児にしてはバキューム吸で、結構順調でした。

 

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こういう状況の中、私が不在の間は、冷凍搾乳を解凍し、私以外の主人や両親に与えてもらいました。

 

PET検査後や手術直後の麻酔が残る状態では、母乳を飲ませる用にすることが出来ないので、そこは搾乳貯金を使いました。

その間、分泌の維持と乳腺トラブル防止のため、搾乳は続けて捨てました。

禁止期間は、PET検査後も手術後も次の日までで済んだ(先生方の許可が出た)ので良かったです。

 

ちなみにCT後は捨てずに飲ませています。

技師の先生に「今回の造影剤は医学的には授乳に影響しない事が分かっています」と仰っていただいたためです。

「気になるなら捨てるのは患者さんの自由ですが、、」と言われましたが、

「医学的根拠で大丈夫なものに私の感情を挟んでも特に意味はないな〜」として搾乳貯金を消費せずに済みました。

ただ、もし同様のケースになられる方も担当の主治医や技師さんにご確認は取って頂ければと思います。

 

当時、飲めりゃなんでもいいうちの娘は搾乳だろうが母親以外だろうが、素直にゴクゴク飲んでくれ、非常に助かりました。(このときは。その後もう一度入院することになるのですが、生後三ヶ月が過ぎ娘の気分も変わり別の苦労が追加されました。。それはまた別の記事にアップします。)

 

そしていざ退院!直母再開!

トラブルなくうまくいきました〜(○´3`)ノ

毎日のキャリーに動いてもらった家族とこだわりのなかった娘とフォローして頂いた看護師さん様々です。

 

それでも離れている期間があったために、分泌量はやや落ちてしまっていました。再開後、ずっと吸ってもらっているうち1ヶ月程度で回復しましたが。