再入院、再手術
2回目の手術入院のレポートです。
1回目の手術後の病理検査結果より、再発リスクが高いことが分かったので再手術による甲状腺全摘となりました。
今後予定するヨード治療のための準備でもあります。
入院日(手術前日)と手術当日
前回とほぼ同じ内容でしかも前回から1ヶ月しかたっていないため、手術前日は自分も気楽だし看護師さんたちも対応がいい感じに適当でした。
術前検査が歯科検診と麻酔科へのサイン、採血くらいしかないのでこれもかなり楽でした。
手術についての説明も新しい情報はなく、同意書にサインして終了です。
さて、手術当日も同じ流れ。ただ麻酔から目覚めた後、リンパ郭清が無い分痺れやコリも無く、術後の状態は非常に楽に感じました。ドレインの管も一本に減っていて、搾乳も楽になりました。
だからといって首をブンブン動かせるわけではないので、変わらず長めのストローは必須ですが。
手術後1日目から7日目の退院まで
結局今回入院期間は延びませんでした。
点滴や服薬によって取り入れたカルシウムとカルシウム吸収促進剤が予想外にきいたのか、最初血中のカルシウム値がむしろ正常範囲の上限を超えてしまいました。
逆に薬の量を減らして正常範囲に戻すのに最後の2、3日を費やすことになったのです。
話を戻して手術の翌日から、
前回よりもお腹が空いて空いて仕方なかったです。開始食である朝食のパンじゃ全然足りなかったですが、これは前回よりも母乳の生産量が増えていたためもあるんじゃないかなと思います。
さて真面目な話、前回と異なるのは、甲状腺ホルモン剤であるチラーヂンSの服薬、カルシウムの点滴とカルシウム細粒、カルシウム吸収促進のためのアルファロールというカプセルを服薬することです。
この日の早朝少し手が痺れていましたが、これはカルシウム値が低下することによるテタニーという症状だそうです。もっと酷い方は手がつっぱってしまって動かせないのだとか。
実際この日の採血結果ではカルシウム値は7.8と正常範囲(8.4-10.2)を下回っていました。
しかしここから私の血中カルシウム値は何かしら頑張り始めるのでした。
1日目 7.8
2日目 9.8 急回復したのでカルシウム点滴量を4分の1に
3日目 10.4 上限を超える 点滴やめる
4日目 10.6 カルシウム細粒も半分に、退院日決まらない
5日目 10.4 飲み薬もゼロに、抜糸も完了
6日目 10.2 …一応退院許可
この間、アルファロールは飲み続けていました。
私「何でこんなに高いんでしょうか。実はどこかに副甲状腺が残っているんでしょうか。」
A先生「そういうケースの人もいますが、今回Ginpaさんは副甲状腺の機能を示すPTHの値が低いので、残っていたとか埋め込みなおした副甲状腺がすでに働き始めたとかではないです。よくわかりません。」
私「ええー_(┐「ε:)_ズコ-」
同部屋には私より先に甲状腺の全摘をされた方がいて、その方の話では「カルシウムは増やして投与されているが、術後数日たってもなかなかカルシウム値が上がらず、テタニー症状も出ている」と仰っていたので、結構個人差の大きいものなのかと思いました。
とりあえず無事?全摘手術が完了したので、ヨード治療を行う病院の紹介状を書いてもらいました。
念のため、退院後の検診を3日後と近い日程にしてもらい、痺れなどの異常があれば即連絡するとして、退院しました。