がん治療方針に反映させる患者(私)の希望とか
1回目の手術である甲状腺半摘手術をした際の病理検査結果から、ハイリスクであることが分かり、追加で全摘手術とヨード治療を行う判断をすることになりました。
結果だけ見れば、手術に関しては二度手間です。結局全摘をした2回目の入院期間もさほど長くならなかったのだから、「再発リスクを最小限に抑えることが何よりも重きをおく!」として、最初から全摘しておけばヨード治療までの時間や生活の手間、全て楽だったのは間違いありません。
娘にも大事な時期にそばにいてやれない期間を延ばしてしまったことは申し訳ないと感じています。
どんなことについてもリスクをゼロにすることは出来ないですが、私の病状は、1回目の手術前に想定しうる事象ではありました。
(全摘の方が再発などのリスクが低いこと、甲状腺温存手術後に再手術を行う事例もあることは事前に聞いたり調べたりはしていました。ネットで参考にした一部の統計データはこちらの記事にも載せています。甲状腺がんの生存率や治療について - Ginpaの甲状腺がん闘病ブログ)
全摘か温存るすかの判断材料の1つに、私の希望を天秤の重りとして温存側に乗せてしまった訳ではありますが、いまは思ったよりは後ろ向きにならずに済んでいます。
その理由は、その場その場で判断する際納得していたかどうかですかね。
納得感を得られる手段はたぶんご本人の考え方やかかられている病院や病状などによってそれぞれで、例えばセカンドオピニオン絶対必要という方もいらっしゃると思います。
自身の状況に合わせ、自分にあった進め方を理解しておくことは大切ですね。
そのためには「自分が一番気落ちすることは何だろう」と考えると一番分かりやすいかもしれません。私の場合は、「無知ゆえ楽観していたところにアテが外れる」ことです。
甲状腺乳頭がんでGoogle先生に聞くと、まず「乳頭がんは予後が極めて良好」とか答えてくれます。もしそれで調べることをやめてしまったら「手術さえすれば自分は100%治るんだ」とか楽観して思ってしまいそうなくらいに。それでは駄目なので、当社比ですがマイナスの情報を積極的に探すことにしていました。
これは自分自身が面倒くさがりの楽観主義であり過ぎることを踏まえて、がんの疑いを告知されたときにした反省(呑気過ぎた反省)から気をつけたことです。めっちゃ最近からですが(笑)。
再手術とヨード治療をを勧められた時も渋りまくって色々確認し直したので、今は「やっちまった!でも仕方ない!次だ次!」という気分で進めています。
ただ、主人に聞くと最初から「全部取っちゃった方がいいんじゃないのかなぁ〜」という思いは彼個人としてはよぎっていたみたいです。生活面で主人に迷惑はかけているので、そこは全力で謝りました。どうやら私は私の思いを優先させすぎているのかも。
でもまあいいじゃないですか、今は本人(私)前向きですしね。寛解したりまた判断が悪かったことが分かったりしたら、またこの考えも見直しちゃうかもしれませんが。